災害の多い日本だからこそ実践すべき備蓄品の収納術

もともと日本というのは、地理的にも災害が起こりやすい国です。
ただ、最近の日本は本当に異常とも言えるレベルで災害が起こっています。
今のところ、幸いにも災害の被害を受けたことがないという方でも備えは必要です。今の日本では誰がいつどうなるかわからないのです。
まさに、明日は我が身という状態だということをきちんと理解しておきましょう。災害が増えている今の日本だからこそ、備蓄品は欠かせません。ここでは、備蓄品の収納術についてご紹介していきたいと思います。
水の収納は分散させる
水は、災害時の生命線とも言われるものです。災害のための備蓄品に水は欠かせません。
ただ、この水というのがなかなかの場所をとってしまうものなのです。
実際に、ダンボールに入れたまま収納しようと思っても、場所をとってしまって思うように収納ができないというケースも少なくありません。
ただ、水に関してはひとつの場所にまとめて収納しておく必要はありません。
というのも、水の収納は分散させておいたほうがいいのです。
仮に、水をキッチンにまとめて収納しておいた場合、災害でキッチンへの出入りができなくなってしまえばそれでアウトです。
災害時には住まいのどこがどうなるかわかりません。だからこそ、いろいろなところに水を分散させるように収納しておくのが安心なのです。
非常食のストックは決められたスペースに入るだけ
水と同じくらい大切なのが、非常食です。非常食をストックしようと思えば、どこまででもストックすることができます。
実際に、非常食をストックするようになったものの、どんどん量が増えてどうすればいいのかわからなくなってしまうというケースは少なくありません。そのため、非常食のストックは決められたスペースに入るだけにしておきましょう。
ある程度の大きさのあるケースを用意してそのケースに入るだけ非常食のストックを入れておくというのもひとつですし、どこかの収納スペースを非常食のストック専用にしてしまうというのもいいでしょう。
ストックというのはついついためこんでしまうものでもありますので、最初からスペースを決めてしまえば頭を抱えることもなくなるでしょう。
誰が見てもわかりやすいようにラベルを貼っておく
災害時の備蓄品というのは、一目見てわかるものでなければいけません。
一刻を争うような状況の中で、「どこ?どこ?」と探し回っていたのでは備蓄品の意味がありません。
水はダンボールなどに入っていても一目でわかりますが、それ以外のものはケースなどを活用して「備蓄品」などのラベルを貼っておくようにしましょう。
仮に自分で収納したものであっても、どこに何を入れたのかわからなくなってしまうことはあるものです。
それに自分以外の家族も同じように備蓄品が必要になります。住まいにいる人間であれば、誰でもすぐにわかるような形にしておいて損はありません。
備蓄品は最低でも3日分
災害時の備蓄品なのですが、具体的にはどれくらいの期間を想定して準備しておけばいいのでしょうか?
もちろん、収納スペースにもよるのですが、基本的には最低でも3日分と考えておいたほうがいいでしょう。大きな災害を想定するのであれば、1週間分あったほうが安心です。
基本的に災害時の備蓄品であれば、賞味期限が長めになっているかと思います。ただ、油断していると賞味期限が切れていることもありますので、賞味期限も含めてこまめにチェックしておきたいところです。